ハンマー投げの選手として、アテネでは金、ロンドンでは銅を獲得している室伏広治さん。
他にも世界陸上でも金、世界大会で2回優勝、日本選手権では20連覇と輝かしい記録を残しています!
そんな彼は、ハンマー投げ以外にも驚異の身体能力で数々の伝説があり、トレーニングメニューも独特で、とにかくスゴイと話題になっています。
ベンチプレス、握力などが「とくダネ」で取り上げられるほど。
今回は室伏広治さんの最強伝説と独自のトレーニング理論を調べてみました!
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室伏広治の身体能力がヤバイ!最強伝説とは
”俺達のアニキ”こと、室伏広治さんといえば身体能力がすごいことで有名です。
武井壮さんによれば、室伏広治は人類最強なのだとか(笑)。
学生時代陸上をやっていた武井さんですが(彼自身も全国レベルでした!)、同世代の室伏広治さんが凄すぎて勝てないと思ったのだとか(笑)。
霊長類最強の吉田沙保里さんと結婚すれば、スゴイことになりそうですね!
室伏広治の最強伝説!
ズバ抜けた身体の力を誇る室伏広治さんですが、数々の伝説を残しています!
横浜-巨人戦でも始球式を行い131km/hを計測
室伏さんは野球経験が無いそうなのですが、一発勝負でストライク!
きちんとしたピッチングフォームでなく、力任せの投球で(←ココ[重要)。
実況が叫び、選手たちも苦笑いしていました。
ビーチフラッグスというスピード競技で世界選手権100Mのメダリストと勝負して、なんと勝っています!
体重97kgと大柄な体型ですが、なんと室伏さんは100m10秒台で走れるのだそうです。
TBSのスポーツ王を決定する番組に出演した室伏さんは、数々の豪華アスリートを予選から瞬殺、決勝でも圧倒的大差で勝利しています!(笑)。
実は足が速いだけでなく、リアクションタイム(反応速度)もズバ抜けていたのだとか!
立ち幅跳びでは360cm以上を飛ぶ人間離れした瞬発力を持つ。
以前はオリンピックの正式種目でもあったこの競技。
テレビ番組にて、練習中の室伏さんが立ち幅跳びに挑戦しています。
といっても、狙いにいったものではなく、のそのそ歩いてきて、軽くジャンプ。
世界記録3m47cmを、なんと3m70cm以上と、あっさりと世界記録を更新(非公式)してしまったのです…。
高校3年生の時、べにばな国体では68m16を投げ2位になる。
学生時代、やり投げ選手として活躍していた、タレントの昭英さんが語っていたエピソードです。
当時からハンマー投げ専門だった室伏さんが、「専門外だけど、出てみようかな」という感じでやり投げに出場してきたそうです。
照英さんをはじめ、やり投げ選手たち(勿論強豪)は「さすがに負けないだろう」と思ったそうです。
一方、やり投げの経験がほとんどない室伏さんは、小石を数回投げる程度で勘をつかみ本番に挑みます。
結果ですが、国体というトップ選手が集う舞台で、室伏さんは準優勝してしまいます…。
彼が投げると、昭英さんいわく「すっごい勢いで、やりがドゥルルル」と飛んだそうです(笑)。
武井壮さんいわく、プロ野球選手になっていたら億単位で稼げていたと話しています。
室伏広治の握力・背筋がスゴイ!トレーニング方法とは?
オリンピック金メダリストの室伏広治さんは握力が凄く、独自のトレーニング理論も流石!と話題です。
2001年世界陸上エドモントン大会銀メダル受賞
2004年アテネオリンピック金メダル受賞
2011年世界陸上大邱大会金メダル受賞
2012年ロンドンオリンピック銅メダル受賞
これだけの実績を残している室伏広治さんですが、30歳を過ぎたころからウエイトでの限界を感じたようです。
そのため、さらなる高みを目指す為に自分自身で様々なトレーニングを考案していったのだとか。
室伏広治の握力がスゴイ!「とくダネ」で検証
ハンマー投げで必要とされる握力ですが、室伏広治さんはどのくらいなんでしょうか?
『とくダネ!』で、100kgが上限のアナログ握力計を振り切り番組騒然となった。
2014年5月、フジテレビの「とくダネ!」に室伏広治さんがゲスト出演し、握力の凄さを検証しています。
学生時代、体力測定で使用していた器具ですね(画像参照)。
室伏さんはこれを軽く握って振り切っていたそうです(笑)。
2008年、北京五輪の数か月前、「握力王」と呼ばれたリチャード・ソリンの息子であるバートン・ソリンと一緒にトレーニングをしていました。
ウォームアップもなしにハンドグリッパーのCOC(キャプテンズ・オブ・クラッシュ・ グリッパーズ)の#3をクラッシュさせたことがあります。
ちなみにクラッシュに必要な握力は280 lb = 約127kg。
#3以上(女性は#2、#2.5)を閉じた人には、COCから公式認定されます。
現在#4まで販売されているそうです。
室伏さんには是非挑戦して貰いたいですね!
ちなみに、#3を握りきった日本人は5人のみで、初握りで握りきったのは前代未聞だったそうです。
室伏広治の背筋がスゴイ!ベンチプレスはどのくらい?
ハンマー投げで必要とされる背筋、室伏広治さんはベンチプレスでも凄い記録を残しています。
室伏広治さんはベンチプレスで”170㎏”持ち上げることができます。
日本人の成人男性の平均記録は40kgだと言われているそうで、100kg以上挙がる人は人口の1~3%しか満たないそうです。
その中に室伏広治さんが含まれているわけですね…!
室伏広治のトレーニング理論!トレーニングメニューの一例
室伏広治さんと言えば身体能力の高さですが、それらはストイック過ぎるトレーニングのおかげ のようです。
そのストイックさは、”百獣の王”の異名で知られる武井壮さんからも「異常」と言われています。
武井さんは本格的にタレント活動をする前は、野球やゴルフなどのプロ選手のトレーナーを務めていました。
その彼がここまで言うのですから、内容が気になりますよね。
室伏広治さん曰く、運動は以下の3項目から成り立っていると言います。
- anatomical body(解剖学的身体・筋骨格)
- functional(機能・可動性)
- movement(脳・中枢神経)
まず、室伏さんは母がルーマニア人ということで、お母さまとのコミュニケーションツールとしての経験(話せる)、または論文を英語で執筆している(文法を理解できる)、これらの点から英語がかなり堪能です。
※ルーマニアの母国語ではありませんが、彼女も世界大会に出るような陸上の選手でしたので、英語が話せるかと。
そのため、国内だけでなく、海外の最先端のトレーニング方法や理論を、プロトレーナーを介さなくても自身で直接取り入れることができるのです。
さらなる高みを目指す為に自分自身で様々なトレーニングを考案していったそうです。
室伏広治さんがアテネオリンピック(2004年)で金メダルを獲得したのは30歳のとき。
30歳を過ぎたころからトップ選手が行うウエイトでは限界を感じたそうです。
先に挙げた、1と2は年齢によってどうしても衰えていく。
3を発達させていくことがトレーニングにおいて非常に重要だと室伏さんは話しています。
「慣れてしまったら、それはもうトレーニングとは言わない、反復しないようにするにはどうしたらいいか」ということで毎回違うパターンにしてるそうです。
有名なのが、丸太を振り回す、投網、団扇投げ、イメージトレーニング、バーベルに複数のハンマーをぶら下げる、新聞紙を片手で丸くなるまで潰す、などです。
私のウォーミングアップは、まずハンマー投に必要な基本的な「動きづくり」と神経や筋肉を呼び覚ますような「身体の動き」から始める。
また、よく運動部が行っている、息が上がるぐらいハードなウォーミングアップではなく、一つ一つ丁寧に、自分の身体から発せられるシグナルを認識して行っているそうです。
自身のトレーニング理論を実践してきた室伏さんは、2012年ロンドンオリンピック銅メダル、2014年日本選手権優勝・20連覇しています!
2016年の日本選手権12位を最後に、42歳で現役を引退しています。
【まとめ】室伏広治は生まれて直ぐに最強伝説が始まっていた!
数々の最強伝説を残している室伏広治さんですが、その始まりは乳幼児の頃からで、生後4か月で懸垂が出来ていたそうです…!
今まで判明している室伏さんの記録をまとめてみました。
- 100m 10秒2
- 握力 127kg
- 背筋 389kg
- 立ち幅跳び 3m60cm
- 垂直跳び 110cm
- ベンチプレス 180kg
- 速球 131km/h(野球未経験)
これだけ運動ができると、勉強の方はどうなんだろうと気になりますが、室伏さんは博士号(体育学)を持っています。
母校である中京大学スポーツ科学部競技スポーツ科学科准教授を経て、現在は東京医科歯科大学教授(スポーツサイエンス)、兼、スポーツサイエンスセンター長なのだそうです。
天は二物を与えず、という言葉がありますが、室伏広治さんは正に其れですね!
最後までお読みいただきありがとうございました!